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2010年6月27日 (日)

すもも図

今日は,久しぶりに友人Aさんとゆっくりお喋りをして,楽しいひとときを過ごしました。

先年ご主人をみおくられ,子供たちも立派に自立され,「一人になってしまったけれど,何か世の役にたちたい。」と,自身は介護の仕事に就いて元気に暮らしておられます。

その様子を聞きながら,「道は違うけれど,私も絵を描くことを通して,多くの方々に喜びと感動を伝えたい。」と,強く思いました。

今日の心経は,Aさんからいただいたスモモです。その瑞々しさを見ているとすぐに心が動き,伊万里の小皿にのせて描きました。

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2010年6月21日 (月)

蛍袋図

先日,「何の花が好きですか?」という質問を受けました。

私の作品は花の絵が多いので,この質問には慣れっこですが,久しぶりの問いの答えに,しばし間が空いてしまいました。

今までならば,間髪入れず「薔薇です!」と答えていたものですが,今回の戸惑いは自分の中での変化を見つめさせてくれました。

確かに,作品には,薔薇や椿や百合など気合を入れなければ描けないものが多いのですが,「好きな花は?」と問われれば,撫子や桔梗,そして蛍袋など木蔭や道端にひっそりと咲く花にも,心惹かれる自分に気づいたのです。

このような自分自身の内なる変化に,嬉しさを感じるこの頃です。

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2010年6月16日 (水)

古九谷畦道文角皿図

この時代に畦道を描こうという感覚は,とても斬新でモダンアートのようだと思って解説書を読んでみると・・・そこには「裏面の山疵を隠すために生まれた意匠であり,見込の紺青の太い線はそのための上絵具で,これに基いて畦道文が構成され彩色されている」と書かれてありました。

裏面の疵の対応のための発想なのですね。そのため偶然に生まれたデザインとは驚きです。

私が絵付師ならば,この疵を見たとき何を発想しどのように描いたか・・・想像するだけで楽しくなります。

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2010年6月13日 (日)

サクランボ文皿図

昔々,次男の少年野球の応援で白根町へ行った時,試合が終わってから全員でサクランボ狩りをしました。その時の感動を,今までずっと忘れられずにいましたが,この季節に行く機会もなく,15年経ってやっと思いが叶いました。

赤くつやつやしたサクランボがたわわに実り,眺めているだけでもその可愛らしさを満喫できましたが,勿論,沢山いただいたことは言うまでもありません。私は<佐藤錦>も<高砂>も好きですが,同じ品種でも木によって味が違うということを知りました。

今日は,そのサクランボを古九谷風に絵付けしましたが,古九谷青手は五色に決まっているので,“黄色いサクランボ”になりました。

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2010年6月 9日 (水)

空豆文小皿図

先日,友人の美代子さんが「空豆を描いたよ!」と,自作の句が入った作品を見せに来てくれました。絵も良く描けていましたが,美代子さんは中々の俳人です。

「空豆や もめんの糸で 縫われしか」・・・発想がおもしろい!

最近,どうも自分の世界を見つけたようで,生き生きしています。私までうきうきしてきます。

さて,創作絵付けは続きます。今日は空豆をモチーフにした小皿です。

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2010年6月 6日 (日)

梅花うつぎ文皿図

昨年,家のリフォームをした折に,梅花うつぎを大分剪定してしまったので,今年は二枝しか咲きませんでした。

この花を毎年2点くらい作品に仕上げますが,今年はこの般若心経だけになりそうです。

描いていると,たった二枝の花が放つ新茶にも似た香りがアトリエいっぱいに広がり,その豊かな空間の中で写経することができました。九谷風創作デザインの4作目です。

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2010年6月 4日 (金)

紫陽花文皿図

まだ若かりし頃,下田まで紫陽花をスケッチに行き,100号の麻紙に描いたことがあります。まだ技術的にも稚拙な頃ですから,当然思うようには描けなかったのですが,締め切りに迫られて仕方なく出品しました。

それから30年もの間,この美しい花を一度も描こうとしなかったのは,その時の不本意な気持ちが作用していたのでしょうか・・・。

近年,ある人から紫陽花を贈られ,アトリエでながめているうちに心がだんだん動いてきて自然に筆を取り,とても清々しい気持ちで描けたことに満足しました。わだかまりはすっかり消えていました。

今年もまた紫陽花の季節がやってきました。まずは,九谷風創作絵付けで始まりです。

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2010年6月 2日 (水)

薔薇文皿図

私の画室には,柳宗悦の「日々の生活こそ,すべての中心です。」という言葉を書いて貼っています。身のひきしまる言葉です。

人々の生活の中に美を発見し,“民芸”を確立した人の言葉ですから重みがあります。私もこの言葉には特に共感を覚え,日々の生活を丁寧におくることを心がけています。なぜなら,美を追求していくには精神性が大きく作用するからです。粗雑に日々を過せば,必ずそれが絵に表れて来ます。ですから,この言葉を肝に銘じて生活しているのです。

さて今日は,再び九谷の絵付けのつもりで創作文様を描いてみました。

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