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2007年12月21日 (金)

12月20日 手拭図 

Dscn1845 この手拭は三年前に作ったものです。私は以前から、貝原益軒の『養生訓』を愛読しており、感動した言葉の数々をよく作品にも書きました。

貝原益軒の著書は、「大和俗訓」「和俗童子訓」「楽訓」「家道訓」「養生訓」など沢山ありますが、人間が生活していく上での大切なことが、あらゆる面から書かれています。衣・食・住のありかた、人心、道心、身体、医学、哲学等々・・・全ての指南書です。これほど人が生きていく道理を、分かり易く丁寧に書いているものは他に無いでしょう。私はこの教えを今の学校教育に反映させられたならば、豊かな人間形成ができると確信しています。

例えば、『大和俗訓』の“天地と父母に仕えるは同じ”の節では、「およそ天は人のはじめである。父母は人の本である。人は天地をもって大父母とし、父母を持って小天地とする。天地・父母はその恩が同じである。だから天地に仕えて仁を行うことは、父母に仕えて考を行うようにすべきである。」とか、「人は万物の霊。万物のうちでは人ほど尊いものはない。人となって、こういう尊い身を得たことは、まことに天地の間に大きな幸いを得たのである。人として生まれた身をむだにすることは、くやしいことではないか。」とか・・・とにかくどこを開いても、共感しない言葉はありません。

いろいろと恐ろしい事件が頻発する現代ですが、もう一度日本人としての道徳的原点を見つめてみることが必要ではないでしょうか。そのためにも、貝原益軒の教えは格好のテキストだと思いますが、どうでしょう・・・。

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