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私は、山帰来を見ると、若い頃のある時期を思い出し、とても懐かしい気持ちで胸が熱くなります。それは、私に南画を教えてくださった飯田満佐子先生との思い出です。
その頃私は大学生でしたが、先生が旅の途中に清水に立ち寄ってくださったので、日本平に案内しました。車を走らせていると、ちょっと面白い場所があり、車を止めてソロソロと歩いて木々の中に分け入って行きました。すると・・・そこには美しい山帰来が群生していたのです。先生は子供のようにはしゃぎ、「私たちの秘密の場所にしましょう!」と仰いました。稽古の時には厳しい先生でしたが、この時から先生の存在が近くなったのを覚えています。その秘密の場所には二度と行くことはありませんでしたが・・・山帰来を見ると頭をよぎる昔々の思い出です。
友人のけい子さんからお誘いいただいていた『大人が絵本を楽しむってどういうこと?コンサート』へ行って来ました。子育て最中の方、終った方・・・本好きの仲間が集まっての朗読会を興味深く聞かせていただきました。私も本は毎日のように読みますが、声に出して読む機会など今では殆どありません。考えてみれば、息子たちが幼い時分ですから、随分以前の事ですね。毎晩のように読み聞かせていましたが、言葉の抑揚や感情の込め具合、間の取り方等々・・・「朗読は難しいな~!」と感じながら読んでいたのを思い出しました。
あれこれ考えながら台所に立っていると、窓の向こうにとてもきれいな夕やけが見えたので、慌ててスケッチブックを取りにいきました。こんな夕やけは、久しぶりに見たような・・・。
明日22日から、茅ヶ崎のハスキーズギャラリーで恒例の個展が始まります。新作を50点ほど飾る予定です。その他に、今回はここに描いた4点のTシャツも会場に置きました。みなさん、お時間がありましたら是非いらして下さい。魅力的なアールアンの社長もいます!
葉のついた夏蜜柑が描きたくて、今日は朝から夏蜜柑の木を求めて、ウロウロと自転車を走らせていました。途中、「魚とし」さんの前を通りかかったので、ちょいと世間話をしたり夏蜜柑の事を話したりして、再び自転車を走らせていると、・・・そう言えば、以前、ちびまるこちゃんの家の近所の「いちろんさん」に、沢山の夏蜜柑が積んであったな・・・とハタと思い当たりました。とりあえず、帰ってお昼を食べてから出かけようと家に着いた時、魚としの和美さんから「枝付き夏蜜柑、今、店に用意してあるよ!」と電話が入りました。すぐに自転車を走らせたのは言うまでもありませんが、これがすべて30分以内の出来事です。知り合いの農家に連絡し、車で取りにいってくれたのです。持つべきは友ですね!嬉しくて胸が熱くなりました。いい絵を描こうと思いました。
台湾を民主化した前総統の李登輝氏が、今わが国を訪れています。秋田市内の国際教養大学で、『日本の教育と台湾 私が歩んだ道』というテーマで講演を行い、その中で「高い精神と美を尊ぶ心の混合体こそが日本人の生活であり、日本文化そのものである。」と述べられ、学生たちに自国文化に誇りを持つよう呼びかけたそうです。この新聞記事を読み、他国の人が日本の事をよく理解し、日本文化の行く末を案じてくださっている事に感動を覚えました。
私も忙しさに流されず、日々の生活をしっかり見つめ、高い精神を養えるよう努力していきたいと思うとともに、日常の中で“美を尊ぶ心”が生活に潤いを与え、その潤いが明日への活力になることを再確認しました。
この歌は、日本人なら誰でも口ずさんだ事のある唱歌です。作詞は言わずと知れた佐佐木信綱氏ですが、この事でちょっとした思い出があります。
私が以前、焼津のギャラリー『土泥棒』で個展を開いた折に、梅花うつぎにこの歌詞を入れた作品を発表しました。そして、作品には当然「佐々木信綱詩」と書き入れていました。会期中に訪れていただいたお客さんの中に、偶然、佐佐木信綱の研究者がおられ、その方から「ササキノブツナのササキは、佐々木ではなく佐佐木です。お間違いの無きよう・・・」と、ご指摘を受けました。その時、「解ったつもりでいるものでも、ちゃんと調べなければならないな。」と反省し、それ以降の教訓にしています。
さて、そうした話しは抜きにしても・・・『夏は来ぬ』・・・何と美しい日本語の連なりでしょう!