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2007年4月30日 (月)

4月30日 薔薇図

Dscn1214 昨日は、高知から夫の実家がある倉敷に向かいました。夜には、一族が皆で出迎えてくれ、心から歓迎してくれました。久しぶりのことでもあり、懐かしく、そして本当に嬉しさが込み上げてきました。

一夜明け、両親と姉と姪とでお墓参りをし、積もる話しをして楽しい時を過ごし、15:17の新幹線で家路につきました。2泊3日の慌しい旅でしたが、中身の濃い、それなりに有意義な旅でした。

4月29日 蓮文角鉢図

Dscn1213 道後温泉駅から7:26の電車に乗り、松山駅に向かいました。松山から高知まで、バスに乗れば2時間くらいで行けるそうですが、私は(倍の時間がかかりますが)宇和島を通り四万十川を眺められる鉄道の方を選びました。この選択は成功でした!汽車からの眺めは、新緑の素晴らしい景色を提供してくれ、私は興奮しながら、イメージを逃すまいと早書きスケッチを何枚もしました。見たものを一瞬で捉えるこの方法も、独自に身に付けたもので、少々緊張しますがとても勉強になります。宇和島駅から乗る予土線は、たった一両の電車です。四万十川沿いに走る景色は最高で、途中、こいのぼりの川渡りの所にさしかかると、なんと!電車を止めて見物させてくれました。これがローカルの良いところですね。

高知大丸デパートの会場では、多くの方々に見ていただき、スタッフの方々も一生懸命でした。17:00の電車に乗らなければならなかったので、結局、高知には3時間しか滞在していません。桂浜にも行きたかったけれど・・・。またの機会にとっておきましょう!

4月28日 赤薔薇図

Dscn1212 静岡を6:30の新幹線にのり、松山に付いたのが13:00でした。松山市は、とても緑が多く綺麗な町でした。やはり文人を多く輩出している町は、どこか品格を感じさせます。“いよてつ高島屋”の会場はとても明るく、窓からは松山城も見えます。APJのスタッフの方々ともすぐに親しくなり、楽しい一時を過ごすことが出来ました。宿は道後温泉で、ここは言わずと知れた古からの名湯です。ゆっくりとお湯につかり、長旅の疲れを癒すことが出来ました。

4月27日 薔薇図

Dscn1211 家の一重のつるばらがやっと咲きました。鉢育ちなので葉が小ぶりです。新緑に真っ白な花!遠くから花を目指して来る虫たちには、蜜のありかがすぐ分かるのでしょうね。ブルーベリーの白い花も、みんな鳥に食べられてしまいました。アッという間でした!全て自然の決め事ですね。

2007年4月27日 (金)

4月26日 ばら図

Dscn1210 5月18日から始まるTシャツ展で、このばらのデザインも作品にしました。初めて作るTシャツなので(幾つかデザインしましたが)、どのように出来上がるのか想像できず、楽しみやら不安やらで今からドキドキしています。でも、遊びの要素が大きい企画なので、素直に楽しんでしまおうと思っています。

明日から30日まで、展覧会のため四国へ行ってきます。

2007年4月26日 (木)

4月25日 蕎麦猪口図

Dscn1209 中川一政を、吉井画廊で一度だけ見かけたことがあります。小柄な身体の、どこにあのエネルギッシュな絵を描くパワーがあるのか、その時不思議な感じを受けました。昨日紹介した講演記録『書について』に出会った後、一政のあらゆる本を手に入れて読み耽り、また、展覧会の情報が入れば必ず上京し、その作品から直接多くのことを学びました。その頃の私は、子育ての真っ最中で、しかも書道教室もやっていたため、一日も無駄にしてはならないと貪欲に吸収しました。そのがむしゃらさがあったればこそ、感覚を鍛えられたと思います。若かったですね。

最近、再び、一政の本を読み始めています。そして、再び、自分の微力さを思い知らされています。

2007年4月25日 (水)

4月24日 筆とアスパラ図

Dscn1208 中川一政の本と出会ったのは、神田の「飯島書店」でした。書画を志す学生たちが多く集まっていた書店です。私も大学1年生でした。何もわからず先輩の後に付いて行った私は、書店の中の人々のムンムンとした熱気に、圧倒された事を今でも鮮明に憶えています。私は『書について』という中川一政の講演記録を購入して帰りました。感動・感動・・1ページ1ページが感動の連続でした。未熟な私の、書に対する考え方を一変させた因縁の本です。

それから20年くらい後、何気なくこの本を手にとり裏表紙を見ると、この講演記録の編集者が、若き日の島田正治氏と小池邦夫氏だったのにはまったく驚いてしまいました。この時はすでにお二人とは親しくさせていただいていたので、本当に不思議なこともあるものだと、つくづく感じた次第でした。

今まで、感動した本には何冊か出会いましたが、この『書について』に巡り会わなければ、もっと安易な人生を選んでいたかもしれません。

2007年4月24日 (火)

4月23日 興津の海図

Dscn1207 朝8:26発のバス“清水ライナー”に乗って、東京へ行ってきました。というのも、以前、2月23日にこのブログで紹介した、島田正治氏の個展が始まったためです。銀座みゆき通りに面した画廊のウィンドウには氏の大作が飾られていて、多くの人々が立ち止まって見入っていました。

氏がメキシコの大地に根を下ろし、筆一本で描きつづけている気魄が会場中に発せられて、心に響いてきました。私は久しぶりに“純粋芸術”に触れた気がしました。次女のてるひさんが、「父の魂の作品を見てください。」と語りかけていたのが、とても印象的でした。一人でも多くの方に見ていただきたいと思います。

ー 墨で描くメキシコ・島田正治展 ー

会期:4月23日(月)~28日(土)

会場:銀座文芸春秋画廊  ℡03-3571-6493

心経の図は、帰りのバスから見た興津の海です。水平線が綺麗に見え、小雨がぱらついていたのに、夕暮れの空には光がさしていました。    

2007年4月23日 (月)

4月22日 茶畑図

Dscn1206 千葉の幕張にある“ギャラリーピア・ワン”での個展に行ってきました。この街は、今から13年前、埋立地に人工的に作られた街だそうで、なるほどそう言われてみれば、街全体から受ける感じは、私の経験の範囲には無い・・・まるで外国に来たような印象でした。ピア・ワンは、この街の様子に良くマッチしています。それは単に佇まいだけでなく、(外国生活が長かったオーナーご夫妻の感性でしょうか・・)作品展示の仕方やお客様の対応などに、どこか異国的な雰囲気を感じました。

心経の図は、行きの新幹線の中からのスケッチです。もうすっかり山は新緑です。茶畑、柿の葉の鶸色(ひわいろ)が、とても綺麗でした。

2007年4月22日 (日)

4月21日 松葉文鉢図

Dscn1205 『石の上にも三年』という諺があります。これは、「辛い事でも長い間辛抱すればいいことがある」という意味ですが、私は近頃、「何事も最低三年は辛抱してみないと、向き不向きなんて判断できない。三年くらいじゃあ、やっと方向性が決まるだけ!」と考えています。三年を長いと考えるか?短いと考えるか?解釈の異なるところでしょうが、私の中では、『石の上にも三十年』なのです。三十年続ければ、必ず命が生まれてくる!今、実感としてそう言えます。「息子たちよ、一日一日を積み重ねていきなさい!」

2007年4月21日 (土)

4月20日 花鯛図

Dscn1204 桜が咲く頃になると、真鯛が産卵のために群れをなして、瀬戸内海の湾内に入ってくるそうです。俗に桜鯛というそうですが、なるほど、この時期ならではの色合いで、とても綺麗な桜色の魚です。「人は武士、柱は檜、魚は鯛」などと言われるくらいですから、姿だけでなく味も絶品です。私が、としさんの所から買ってきたものは少し小振りですが、新鮮なせいか色がとても綺麗です。二匹並べてみると、口を開けているのと噤んでいるのと・・・ちょうど花鯛の「あ・うん」になりました。

2007年4月20日 (金)

4月19日 刷毛図

Dscn1203 この刷毛は、かつて作品の裏打ちを自分でやろうと試みた時に使っていた物です。何度か挑戦しましたが失敗ばかり・・・ダメにした作品もありました。それ以来、この刷毛はアトリエに吊るされたままです。やはり、“餅は餅屋”ですね。その時、改めて表具師さんの技の凄さを実感しました。

現在は機械化が進み、表装も簡単に出来るようになったので、継承者が少なくなっているようです。私は、「技(わざ)には文化が伴わなければならないし、血が通っていなければならない」と考えています。はたして感性までも機械が受け継げるものなのでしょうか?私たちは、もっと危機感を持たなければならないと思います。

2007年4月19日 (木)

4月18日 ふく夫と夏蜜柑図

Dscn1202 朝の出だしが良いと、一日中気持ちよく事が運びます。今日は朝からの雨で出かける気にもならず、アトリエにこもっていたため制作が順調に進みました。桜の絵を一枚仕上げて、気が付けば夕飯の支度時間になっていました。時の経過を忘れて集中できる・・・こうした一日に私は充実感を覚えます。作品もまずまずの出来にホッとしています。何でもスタートが肝心ですね!

2007年4月18日 (水)

4月17日 ふく子とスナックエンドウ図

Dscn1201 春のお野菜が、とっても美味しい季節ですね。私は、なるべく素材の味を大切に、手間をかけずにいただくことが好きです。イタリアンや中華も好きですが、歳を重ねると、味の濃い物よりも、あっさりとした和食を求めるようになりますね。果物でも、夏みかんのような(瑞々しくて、食べれば体中がいっぺんに綺麗になりそうな・・)ものが好きです。大地の恵みに感謝・感謝!

2007年4月17日 (火)

4月16日 李朝華角貼懐中鏡図

Dscn1200 昨日紹介した芹沢銈介は、李朝芸術品の蒐集家としても有名です。華角貼は李朝独特の工芸技法で、牛の角の根の部分を切り、薄い板に伸ばして、裏側に彩絵したものを木胎に貼る、という大変な手間をかけて作られるものです。したがって、ほとんどが王族階級の専用品だったそうです。この懐中鏡の彩絵もとても愛らしく、上蓋を横にずらすと鏡が現れる仕組みです。李朝の絵や工芸品は、どれも素朴で稚拙ですが、それ故にどこか惹きつけられてしまいます。当時の人々が、楽しく使っていた様子が窺えます。

2007年4月16日 (月)

4月15日 芹沢銈介御滝図文のれん図

Dscn1199 『芹沢銈介美術館』へ行ってきました。今、ロシア国立エルミタージュ美術館からの帰国記念展をやっています。日本文化に関心の高いサンクトペテルブルグの市民達から、「色彩が非常に美しい」「考え抜かれた構成だ」「哲学的だ」等と感嘆の声が上がり、大成功だったようです。洋の東西を問わず、一流のものは人々を感動させます。

私は、時々この美術館を訪れますが、何度見ても、芹沢銈介の色彩やデザインの感性には感嘆するばかりです。この日は幸いにも、移築された“板倉の芹沢邸”が公開されており、芹沢らしい・・素朴だけれど品格のある居間兼仕事場を見る事ができて幸せでした。

2007年4月15日 (日)

4月14日 心に花を図

Dscn1198 APJが主催する原画・版画展のサイン会に、横浜高島屋まで行ってきました。サイン会の楽しみは、初めてお会いする方々と、絵のお話しができることです。今回も額の裏に「心に花を・・・」の言葉を書かせていただきましたが、その際、激励していただいたり、感動していただいたり・・・。作家にとっては、本当に幸せな時間を過ごすことが出来ました。スタッフの皆さんもご苦労様です!

2007年4月14日 (土)

4月13日 芍薬図

Dscn1185 キリッとして愛らしい花・・・芍薬は私にとって、どこか懐かしい雰囲気を漂わせています。多分それは、大好きな李朝の民画に度々登場するからでしょうか・・・。幸福を願う花として紙いっぱいに描かれたり、夫婦和合を願う絵では、芍薬に番(つがい)の鳥が描かれたりしています。本当に眺めていて愛くるしく、幸せな気持ちにさせてくれる花です。

2007年4月13日 (金)

4月12日 あんぱん図

Dscn1183 時々購入するあんぱんです。割ってみると、あんこの入っている部分よりも空洞の方が大きく、我が家では秘かに“洞窟パン”と呼んでいます。でも、このバランスが気に入っていて、いつも美味しくいただいています。たいやきでも、「シッポまであんこが入っているほうが好き!」なんて事を言う人がいますが、とても信じられません!全てに大事なのはバランスです!

2007年4月12日 (木)

4月11日 ピース図

Dscn1182 東京にいる息子たちにエールを送ります。

『人間の大きな進歩は、必ず苦しみによってもたらされます。苦しみを克服するとき頼りにすべきは、自らの力のみです。』

ピ~~ス!

2007年4月11日 (水)

4月10日 牡丹図

Dscn1181 友達の澄ちゃんが、家で育てた大切な牡丹を届けてくれました。薄い花びらを幾重にも付けたその美しさは他を寄せ付けません。

さて、牡丹といえば、日本画には欠かせぬ花ですが、私は今までほとんど描いてきませんでした。何故かと問われれば、(あまり適切な表現とはいえませんが)「敷居が高かった!」と答えるしかありません。人と同じで花にも格があり、“花中の王”と呼ばれる牡丹の存在感は、その香りと共に周りの空気をいっぺんに華やかにしてしまいます。唐の白居易も「・・・一城の人、皆な狂えるが如し」と詠っているくらいですから、まあ・・役者でいえば、主役以外はできない存在ですね。・・・と言う訳で、私には似合わないと思い今まで敬遠して来た花ですが、久しぶりに牡丹と対面して、少し挑戦したい気持ちが湧き起っています。

2007年4月10日 (火)

4月9日 櫻の花びら図

Dscn1180 毛氈の上に散った桜の花びらを集めて、李朝白磁の筆洗に浮かべました。ほんのり淡いピンク色・・・なんてやさしい姿でしょう! 桜とも、もうしばらくでサヨナラです。「来年もどうぞ綺麗な花を咲かせて下さい」と願いながら眺めていると、ついついセンチメンタルになってきますが、そんな感傷などお構いなく、散る時は(決まりごとのように強い風の日がやってきて)一気に散らせてしまいます。しかし、その春風は、花びらと共に“愁い”までも吹き飛ばしますから、春風の後にはきっと楽しい事が待っているはずです!

『閉戸欲推愁 愁終不肯去 底事春風来 留愁愁不住』 (戸を閉め切って、愁いを推し出そうとするが、愁いは出て行かない。ところがどうしたことだ、春風がやってくると、愁いをひき留めようとしても、愁いは残らない。)ー王安石ー

2007年4月 9日 (月)

4月8日 桜図

Dscn1179 佐藤一斎の『言志録』の中に、“花”について述べている箇所があります。「已むを得ざるに薄(せま)りて、而る後に諸(これ)を外に発する者は花なり」(準備万端ととのって、やむにやまれなくなって、蕾を破って外に咲きだすのが花である)・・・花に対してこれ以上の表現があるでしょうか!自然界の精気が溢れて、火山の噴火のごとく爆発する・・・それが咲くと言うこと!だから美しいのです。

これを“人”に置き換えて考えてみると・・・日々の努力の積み重ねが心身に充満してくると、自然にその人の魅力が外にほとばしり出て、他人を感動させる魅力になってくると言うことでしょうか・・・。共に言えることは、「自然界も人間界も、日々の精進無くして花は咲かない」ということでしょうね。

2007年4月 8日 (日)

4月7日 白山吹図

Dscn1178 ー 山吹の花を手折りて思ふどし かざす春日はくれずともがな ー(良寛)

今日は家に咲いている白山吹を描きました。山吹は、“山吹色”という伝統的な色名があるわけですから、白山吹というのは本来おかしいですね。きっと品種的に新しいものなのでしょうが、少し初夏の雰囲気を漂わせていて好きな花です。

桜や山吹に限らず、春は美しい花がいっぱい咲きますから、私も一年中で一番写生をする季節です。写生をすると新しい発見があり、新鮮な驚きの連続ですから、楽しいこと請合います。皆さんも是非挑戦してみて下さい! 

2007年4月 7日 (土)

4月6日 山吹図

Dscn1177 ・・あしひきの山の桜はうつろいぬ つぎて咲きこせ山吹の花・・(良寛)  

様々な花には、それぞれに咲く時期があり、その花に似合う季節を神様が用意しています。山吹は美しい花ですが、桜の圧倒的な姿の前には敵いません。だから桜の後に登場し、その存在感を示します。

「花はこの世にあっても天界のもの」・・・ただただ私たちに喜びを与えてくれるのみです。時折そのことを忘れて傲慢になる自分がいます。その花の咲いた瞬間に出会えたことに素直に感謝し、描かせてもらえることに幸せを感じなければなりません。『心に花を 花は喜び 喜びは元気』 これは、謙虚な心に立ち返るために、作品の額の裏に書かせて頂いている私の戒めの言葉です。

2007年4月 6日 (金)

4月5日 春のご馳走図

Dscn1176 外は春風が吹いていて、玄関の引き戸のカタカタと鳴る音が、心地よく聞こえます。桜も、苺も、風の音も・・・この季節のご馳走です。目に入るか、口に入るか、耳に入るかの違いだけで、共に心身の栄養です。そういえば、「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」というお馴染の句も、季節こそ違え、目と耳と口を楽しませる内容ですね。でも・・・この三つを真に楽しむためには、“心の置きどころ”が肝要だと思います。

2007年4月 5日 (木)

4月4日 筍と山吹図

Dscn1174 「宅急便で~す!」の声に慌てて玄関に出てみると、美代子さんのご主人が「今、掘ってきたばかりですよ~」と、ニコニコしながら袋一杯の筍を届けてくれました。本当に旬ですね!さっそく一つ取り出してアトリエに置くと、その上に山吹の花びらが落ちたので、一輪乗せて一緒に描きました。この筍と山吹に限らず、同じ季節のもの同士は良く似合います。神様がそのように作ったのでしょうね。

ー 山吹の千重を八千重にかさぬとも このひと華の一重に如かず ー(良寛)

2007年4月 4日 (水)

4月3日 染井吉野図

Dscn1173 桜を描く時は、とても根気が必要です。雑にならないように、丹念に、静かな心で描かなければ桜の醸し出す雰囲気は出せません。私は色々な花を描きますが、桜に限っては、このような繊細な線で・・ひとひら・・ひとひら・・表情を大切に描く描き方が、一番似合うように思いますし、私も情感を込めることができます。

染井吉野は、明治初期に大島桜と江戸彼岸桜が自然交配して生まれた変異種で、時代としては新しいものです。しかし、桜といえば「染井吉野」と言うほどに代表的な顔になりました。してみると・・・良寛さんの見た桜はソメイヨシノではなかったんだ!

ー ひさかたのあまぎる雪と見るまでに 降るは桜の花にぞありける ー (良寛)

4月2日 花いっぱい図

Dscn1172 私がいつも作品の裏打ちをお願いしている鈴木表具屋さんの裏庭は、椿園のように沢山の椿の花が咲きます。今年も何度かいただいて描きましたが、この日も用事があってお邪魔すると、「椿はもう最後だね~」といいながら切ってくださいました。ついでに、山吹や山野草もくださり、従って、帰りの私の自転車の籠は、前も後も花で一杯になりました。

例年ですと、山吹が咲き始めると蛙の声が聞こえてくるのですが、今年は山吹の咲くのが随分早く、蛙の声はまだまだのようです。

ー 山吹の花のさかりにわが来れば 蛙なくなりこの川のべに ー (良寛)

2007年4月 2日 (月)

4月1日 黄桜図

Dscn1171 今日も桜のもと、沢山の学校で入学式がありました。美しい国に生まれたことに誇りを持って、新入生諸君!頑張りましょう!

さて、今日描いたのは黄桜です。黄桜というと、すぐ思い出すのは♪き~ざくら~♪というお酒のコマーシャルですが、鬱金(うこん)桜の異名だそうです。幾重にもかさなった薄黄緑色の濃淡が、とてもきれいな桜です。

ー ひさかたの のどけき空に酔ひ伏せば 夢も妙なり花の木の下 ー (良寛)

2007年4月 1日 (日)

3月31日 大島桜図

Dscn1167 東京の桜は満開でしたが、清水の桜は蕾も多く、まだまだ楽しめそうです。友人にお願いして大島桜を一枝いただき、さっそく描きました。

桜には、日本人の遺伝子に特別に作用するものがあり、他の花に寄せる想いとは明らかに異なるように思います。でなければ、古(いにしえ)よりこれほど多くの人々が描き・詠ってこなかったはずです。その中でも、西行の桜の歌は特に有名ですが、私は良寛さんの歌に強く共感し、その時代の良寛さんの心に想いを馳せます。

ー なにごとも 移りのみゆく世の中に 花は昔の春にかはらず ー (良寛)

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